デナトロンとは ポリチオフェン系 導電塗料 デナトロンをご紹介

デナトロンとは

デナトロンとは、ポリチオフェン系導電性ポリマー「PEDOT:PSS」をベースに
開発した導電塗料(インク・コーティング剤)です。
PEDOT:PSSは導電性が非常に高く、薄膜で使用できるため、
成膜するとほぼ見えなくなります。デナトロンは導電率を調整し、
帯電防止層(静電気防止層)や透明電極、生体用電極など、幅広い用途にご使用いただけます。
汎用的なウェットプロセスで塗工でき、比較的低温での熱処理で塗膜を形成できます。
環境負荷の少ない、水または水/アルコール系の導電塗料です。

ポリチオフェン系導電塗料デナトロンの外観

PEDOT:PSSとは

PEDOT:PSSとは、導電性ポリマーの一種であり、ポリ(3,4-エチレンジオキシチオフェン)(PEDOT)とポリスチレンスルホン酸(PSS)から成る複合物の略称です。
PEDOT:PSSは他の導電性ポリマーに比べ、安定性、透明性、成膜性に優れています。

導電性高分子PEDOT:PSSの構造

導電機構

PEDOTからPSSが電子を引き抜くことで生成したバイポーラロン(ジカチオン)が、分子内を移動し、さらに分子間をホッピングすることで電気が流れます。
親水性の高いPSSが分散剤として働き、複数の分子が絡まった10nm~200nm程度のゲル粒子として、PEDOTを水中に安定分散させています。

導電性高分子PEDOT:PSSの導電機構

工業用途

PEDOT:PSS は導電率が調整できるため、幅広い分野での開発が進められており、プラスチック、ガラスなどの表面に帯電防止効果を付与する役目や、タッチパネル・スイッチ、電解コンデンサーなどに使用されています。
水系で使用でき、有害な金属も含んでいないため、環境に優しい材料です。人体にも害がないため、肌に触れる電極用途にも展開が期待されています。

  • パソコン、スマートフォンなどのディスプレイ
  • タッチセンサーの透明電極
  • コンデンサ

デナトロンの特長

  • 卓越した透明性

    可視光領域で特徴的な吸収が少なく、
    薄膜で使用可能なため、
    透明性の高い塗膜が得られます。

  • 様々な用途に対応

    幅広い範囲(表面抵抗値102~1010Ω/sq)で
    導電率が調整できるため、
    帯電防止層や電極用途に。
    塗膜物性も細やかなカスタマイズが可能です。

  • 優れた加工性

    グラビアコート、スクリーン印刷など様々な
    コーティング・印刷方式が適用できます。

  • エコロジー

    水系または水/アルコール系の
    環境負荷の少ないコーティング剤です。

信頼のNo.1ブランド

今では、ノーベル賞技術として広く知られる導電性ポリマー。
当社は、20 年前より世界に先駆けて導電性ポリマーを用いたコーティング剤の開発を開始し、独自のフォーミュレーション技術を確立しました。最初の用途は、光学フィルムの帯電防止。製造工程中のホコリが問題となる光学フィルムの透明帯電防止層として、高いご評価を頂き、ビジネスがスタートしました。
現在は、帯電防止用途だけでなく、透明電極用途にも活躍の場を広げており、開発・製造・品質管理のノウハウをさらに積み上げることで、これからも皆様に信頼されるトップサプライヤーとして歩み続けます。
関連市場における採用実績に基づく当社調べ

導電性ポリマーコーティング剤の製造実績は15年以上。シェアNo.1。